不妊症の6つの分類と簡単なセルフケア方法!
病院での不妊治療に通っている方も、まだ通われていない方も「自分が妊娠しづらい体質なんじゃないだろうか?」と気になってはいないでしょうか?
病院で不妊の原因を調べる時にはホルモンの状態や、子宮や卵巣の機能、病気などはないかなどで不妊の原因を突き止めて行きますが、色々調べても原因がわからない「原因不明」という診断結果を受ける方は約60%もいます。
また、病院では原因がわからないと治療の手立てもないので、そのまま人工授精や体外受精をされる方が多いのですが、なかなか原因が改善できていないため妊娠できない方も数多くいらっしゃいます。
そこで今回は病院とは違う見方、「東洋医学」での不妊症の原因をタイプ別に分けて説明します。もしも今なかなか子供を授かることができないとお悩みの方は自分が「妊娠しづらい体質」に当てはまるのかチェックをしていってみてください。
きっとあなたの不妊の原因のタイプがわかり、それによって何を改善しないといけないのか?その道筋が見えてくると思います。
東洋医学から見る6つの不妊症のタイプ
病院では不妊症と一括りに診断されるのですが、実は東洋医学では大きく分けて6つのタイプに不妊症のタイプを分けることができます。また、その人たちの特徴を以下にまとめます。
1、血瘀湿熱タイプ
☑️ 月経時の強い下腹部痛
☑️ 経血が暗い紫色
☑️ 経血に血の塊が混ざる
☑️ おりものが多い
☑️ 皮膚の色が暗い(どす黒い)
☑️ 腰がだるい
☑️ 身体中に動いている時やじっとしている時に、鋭い痛みを感じることがよくある
☑️ 飲みすぎたり、食べすぎたりすることがよくある
2、肝気鬱結タイプ
☑️ 生理周期、月経量がバラバラ
☑️ 生理の最初の方痛みが強く、後の方が痛みが軽い
☑️ 生理痛が強い
☑️ 生理前、もしくは生理中に胸が張って痛む
☑️ イライラしやすい
☑️ 目が疲れやすい
3、気血両虚タイプ
☑️ 経血の色が薄い(淡い)、量が少ない
☑️ 生理周期が長い
☑️ 顔色が悪い(黄色い、もしくは白い)
☑️ めまいやふらつきがある
☑️ 痩せている
☑️ 全体的に体がだるく、疲れやすい
4、陰虚血熱タイプ
☑️ 生理周期が長い、もしくは短い(38日以上、もしくは20日以内で生理がくる)
☑️ 経血が紫色で暗い、量も少ない
☑️ 顔面が赤くなる
☑️ のぼせたような感じによくなり、ふらつくことが多い
☑️ 耳鳴りがする
☑️ 夜眠れない
☑️ 寝汗をかく
☑️ よく喉が乾く
5、湿痰タイプ
☑️ 3ヶ月以上生理がこないことがある
☑️ 生理不順
☑️ 肥満
☑️ 白いおりものが多量に出る
☑️ 体が重たい
☑️ 体がむくむ
☑️ 動悸がする
☑️ 脂っこい食べ物が好き
6、腎虚タイプ
☑️ 経血量が少ない
☑️ 生理周期が長い(38日以上)
☑️ 初潮が遅かった(18歳以上)
☑️ 下腹部が冷えている
☑️ 腰や足がだるい
☑️ 性欲がない
☑️ 疲れやすい
皆さんはどのタイプが一番当てはまりましたか?一番多く当てはまるものが、あなたの不妊体質のタイプになります。では、自分のタイプがわかったところで次はそれをどのように改善するか?その簡単なセルフケアの方法についてお話ししましょう。
タイプ別の簡単セルフケア法!
皆さん、自分がどのタイプに当てはまったかなんとなくわかったかと思います。ではそれぞれのタイプで自分が何をするべきなのか?その簡単なセルフケアの方法についてお話ししていきます!
1、血瘀湿熱タイプ
簡単に言えばこのタイプは食べ過ぎや飲み過ぎが原因で、血の巡りが悪くなり妊娠力が落ちている状態になります。なので一番手っ取り早い方法としては、「食べ過ぎや飲み過ぎをなくすこと!」と言えます。
特に血液の流れが悪くなるような脂身の多いお肉や揚げ物などは極力控えるようにしてください。
2、肝気鬱結タイプ
このタイプになりやすい最も多い原因は「精神的なストレス」です。「精神的なストレス」で気分が落ち込んだりしてしまうと「気の流れ」が悪くなってしまいます。
「気の流れ」が悪くなってしまうとどうなるのかというと、体の機能・働きが悪くなってしまいます。それは「妊娠をする」という体の働きも同じように悪くなってしまうので、「妊娠しづらい体」になってしまうのです。
このタイプの方はその「精神的なストレス」の根本的な原因を取り除くことができれば、それが一番解決への近道なのですが、実際なかなかストレスの原因というのは取り除けないですよね。
そのような方は軽い運動がおすすめです。筋肉を動かすことで滞った「気の流れ」を流すことができるので、運動が嫌いという方でも少しのウォーキングでもいいので、体を動かしてみてくださいね!
3、気血両虚タイプ
このタイプは激しく体力を消耗してしまっている状態、もしくは消化器系の不調で体力が低下してしまっている状態です。基本的にエネルギー不足の方が多いので、疲れやすかったり体が重たいなどの症状がある人が多いです。
まずは体力を回復させることから始めましょう!お腹に優しいものを食べて、しっかり睡眠をとりましょう。また、軽い運動からでいいので少しずつ体力をつけることも大切です。このタイプの人は無理に激しい運動をしてしまうと体を回復させることができないので、余計に体を悪くしてしまうので注意してくださいね。
4、陰虚血熱タイプ
これは体に熱がこもりすぎてしまうために起こってしまう不妊のタイプです。原因としては熱性の食べ物の取りすぎ。例えば脂っこい食べ物やアルコールなどです。このような食生活の積み重ねで体内に熱がこもりすぎてしまい不妊体質になってしまいます。
また、慢性的な病気を持っている方もこれに当てはまります。例えば慢性胃炎や腸炎などです。これも体がなかなか回復できずに熱をこもらせてしまう原因になります。
まずこのような方は悪い食習慣があるのであればそれを改善すること。慢性的な病気があるのであればそれを治療することが大事です。
また体を冷やす性質の食べ物、簡単に言うと夏が旬の食べ物を意識してとることで、体にこもった熱を冷ましてあげることが必要です。キュウリやトマト、なすなんかをとるようにしましょう!
5、湿痰タイプ
このタイプの方は体に余分な水分が溜まってしまい、めぐりが悪くなってしまっている状態です。なので不妊のお悩み以外にも、むくみや体が重たいなどの症状が出ることが多いです。
体が冷えると水分がたまりやすい状態になってしまうので、体を冷やす食事は控え、汗をかく程度の運動をして余分な体の水分を発散させましょう!
6、腎虚タイプ
もともと過労などで体力が著しく低下している人やもともと虚弱体質の方がこの不妊症のタイプです。腎臓は腰との関連が強いので、腰が重たかったり痛みを感じている方も多いです。
過労で体力が低下している人はまずは体力を回復するようにしてください。
また腎臓の疲労を取ってくれる食べ物を積極的にとるようにしましょう!例えばレンコンや里芋、ごぼうなどです。簡単に言うと、根菜類や粘りっけのある食べ物なんかがそうです。
今回紹介したのは簡単なセルフケアについてですが、お分りいただけたでしょうか?体質をあげる方法については、ここに書いてある以外にも方法はたくさんありますが、それをそれぞれのタイプ別で全て書くととても長い内容になってしまいますので、今回は割愛します。
もしも「自分のタイプはこれかな?もっと詳しく改善の方法が知りたい!」と感じたのであれば、お気軽にご連絡ください。あなたに合ったベストな体質改善の方法をお伝えしますね!
しっかり体質を改善するなら、ちゃんと治療すること!
今日お伝えしたのは不妊の悩みを抱えている中でも6つのタイプ、体質に分類されるということと、簡単なセルフケアについてお話をしていきましたが、あくまでセルフケアはセルフケアです!
セルフケアを徹底的にすればゆっくりと少しずつ体質は変わってくるかもしれませんが、やはりしっかり治療を行なった方が早く、しっかり良くなっていきます。
「もう40歳だしなるべく早く妊娠したい」「子供は3人欲しいので、そろそろ一人目が欲しい」「人工授精、体外受精を控えているので、なるべくそれまでに体質をしっかり改善しておきたい」など早めの改善を希望されているのであれば、セルフケアと鍼灸治療を併用して行いましょう。
その際は体質改善についてしっかり改善できるようにサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
福岡不妊体質改善センター
※お客様の声はあくまで個人の体験談であり、得られる結果には個人差があります。